2012年2月2日木曜日

サッカー場で暴動 74人死亡248人が負傷  <エジプト>




エジプト北東部ポートサイドのサッカー場で1日、

プロサッカーの試合後に暴徒化したファンらが衝突、

当局によると少なくとも74人が死亡、248人が負傷した。

保健省幹部は国営テレビで「我が国サッカー史上最悪の事件」

と発言。

暫定統治中の軍最高評議会は徹底調査と責任者の処罰を

約束した。



衝突は、地元チーム「マスリ」が首都カイロのチーム

「アハリ」を3対1で破った後に起きた。

地元メディアなどによると、アハリのファンが相手側を

侮辱するような垂れ幕を掲げたため、怒った地元ファンが

グラウンドに入り込みアハリの選手を攻撃しようとし、

これを防ごうとする相手チームのファンと衝突した。







スタンドで火災も発生した。


競技場には当時約1万4000人がおり、

パニック状態の中で観客が重なって倒れ、

死者が増えたとみられる。



地元テレビの映像では、出動した治安部隊は暴徒化した

ファンを取り締まっておらず、議会第1党の自由公正党は

「軍政と警察の責任だ」と批判した。

昨年2月のムバラク政権崩壊を先導した民衆蜂起では

サッカーファンのグループも中心的な役割を果たしている。


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