年金資金2000億円規模の大半を失ったAIJ投資顧問が、
57兆円のデリバティブ取引を行っていたことが
分かりました。
こうしたリスクのある取引で失敗した疑いがあります。
AIJ投資顧問が一昨年1年間に実施した先物取引と
オプション取引を合わせたデリバティブ取引高は、
約57兆円に上ったそうです。
こうした損失リスクがある取引を積極的に行った結果、
多額の損失が発生し、企業から預かった年金資金を
失った疑いが出ています。
また、AIJ投資顧問は、高い利回りをうたって
実態と異なる虚偽の説明をしていた可能性があります。
証券取引等監視委員会と金融庁は、年金資金が
運用以外の目的に流用するような悪質な行為が
なかったか、刑事告発も視野に調べています。
金融庁は、1ヶ月の営業停止を課しています。
また、年金資金を運用するほかの投資顧問会社
約260社について、問題がないかどうか週明けから
本格的に調査を始めるとのことです。
結果次第で免許取り消し処分とするそうです。
国家予算並みの資金を運用し、一企業により
マネーゲームを展開すること自体
異常な事ですよね。
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