2012年2月2日木曜日
低所得者層ほど習慣病リスクが高い?! <国民健康調査>
世帯所得が低いほど、朝食を欠かしたり、運動習慣が
なかったりするなど、生活習慣に問題がある人の割合が
高くなる傾向があることが31日、厚生労働省の
平成22年国民健康・栄養調査で分かった。
生活習慣に問題があると、脳卒中や高血圧症、糖尿病と
いった生活習慣病のリスクが高まる。
厚労省は「所得が低いほどバランスのいい食事がとれず、
健康への配慮ができていないのでは」と分析しており、
25年度から始まる「次期健康づくり計画」で格差縮小
を図る施策を打ち出す方針。
調査は22年11月に実施。生活習慣と所得の関係は、
世帯所得を200万円未満▽200万円以上600万円
未満▽600万円以上に分けて調べた。
喫煙率は初めて2割切る!
それによると、成人の習慣的な喫煙者の割合は男女ともに
世帯所得が低いほど高く、肥満(BMI=体格指数25以上)
の人や運動習慣がない人の割合は女性で、習慣的に朝食を
食べない人の割合は男性で、それぞれ高くなった。
野菜の摂取量も、男女とも世帯所得が低いほど少なかった。
一方、全体の習慣的喫煙者の割合は前年比3・9ポイント減の
19・5%で、初めて2割を切った。
喫煙者のうち禁煙希望者は同比3・4ポイント増の
37・6%で過去最高。
これを受け、厚労省は次期健康づくり計画に、禁煙希望者全員が
禁煙に成功した場合の喫煙率「12・2%」を34年度までの
目標値として明記する方針。
次期がん対策推進基本計画にも同じ目標値を盛り込むそうだ。
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