2012年2月4日土曜日
今年の寒さ・・・入浴中の死亡事故増加!
お年寄の入浴には注意を!!
入浴中に高齢者が急死する事故が相次いでいる。
大阪市のまとめでは、下旬から急に冷え込みの厳しく
なった昨年12月には、前年の2倍にあたる30人が死亡。
各地でも11月から3月にかけて毎年事故が集中する
ことから、医療関係者らは寒い時期の入浴に十分注意
するよう、呼びかけている。
こうした事故は、一般に「ヒートショック」と呼ばれる。
脱衣による寒さで血管が収縮すると血圧は上昇するが、
熱い湯に入ると血管が広がり血圧は下がる。
血圧や脈拍数の急変動が引き金になって、
浴槽でおぼれたり、脳卒中、心筋梗塞が起きたりする。
家庭の浴槽内での溺死者は年間約4000人に上り、
うち高齢者は89%(厚生労働省調べ)。
原因を心臓・脳疾患発作まで広げると、東京救急協会は
「入浴中の死亡者は全国で年間1万4000人以上」と
推計している。
大阪市消防局によると、2011年の入浴中の死亡者は
171人(速報値)で、うち65歳以上が90%。
これまでを分析すると、約80%が自宅で入浴中に
亡くなっているという。
周囲に誰かがいる共同浴場に比べ、「個室」の
自宅浴室の事故は、救護が遅れるケースが多い。
大阪市でも、昨年12月だけで「風呂から出てこないので
家族が見にいくと、頭まで湯につかっていた」(70歳代女性)
「脱衣所で倒れ、心肺停止状態だった」(80歳代女性)
などの事例が相次いだ。
救急課の担当者は「少しでも気分が悪くなったら、
風呂の栓を抜いて下さい。
それで少なくとも溺死は防げる」と呼びかけています。
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