2012年2月18日土曜日
安全規制導入後も、火遊びで火災、7割がライター?! <東京消防庁>
昨年1年間に子どもの火遊びが原因で起きた
火災のうち、7割が使い捨てライターに
よるもので、9月に子どもの使用を困難に
する安全規制が導入された後も、
同程度の割合で推移していることが、
東京消防庁のまとめで分かった。
東京都板橋区の民家で今月14日、
女児2人が死亡した火災は、規制前の
旧型ライターによる火遊びが原因と
みられ、同庁は「厳重な管理が必要」と
呼び掛けている。
経済産業省は昨年9月、使い捨て
ライターによる火遊び火災が相次いだこと
を受け、点火ボタンを重くするなど
子どもの使用を困難にする
「チャイルドレジスタンス(CR)
機能」がない製品の販売を禁止した。
経過措置の約9カ月間に大半が新型に
替わったが、旧型はそれまで
年間約6億個流通しており、
処分が難しいことから家庭での旧型の
取り扱いが課題になっている。
東京消防庁によると、都内では2006~10年、
子どもの火遊びによる火災は718件発生。
うち12歳以下が起こした328件を見ると、
約7割の232件はライター使用が原因だった。
この5年間に火遊びによる火災で
子ども7人が死亡し、いずれも自宅で
ライターを使っていた。
昨年1年間では41件起き、うち29件で
ライターが使われた。
割合は約7割と変わらず、経産省の担当者は
「安全規制後も切り替えが十分に
進んでいない」と指摘する。
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