ユーロ １１年ぶりに安値更新（１/１６）

週明けの１６日の外国為替市場は、日本時間の午前３時すぎに

取り引きが始まったウェリントン市場で１ユーロ＝９７円台の

半ばで取り引きが始まりましたが、

その後、先週末に大手格付け会社の一角がユーロ圏の９か国の

国債の格付けを一斉に引き下げたことを受けて、

ユーロを売って円を買う動きが強まり、

円相場は先週末のニューヨーク市場で記録した

１ユーロ＝９７円２０銭を再び記録しました。

その後日本時間の午前７時を過ぎるとシドニー市場で、

ユーロを売る動きが一段と強まり一時１ユーロ＝９７円１７銭と

１１年ぶりの円高水準をさらに更新しました。

市場関係者は「国債の一斉格下げは、市場にとって

織り込み済みで、大きな驚きではなかったが、

ヨーロッパの信用不安問題に対する懸念を一層深める形となり、

ユーロを売る動きが強まっている。

こうしたなかで投機筋がユーロの下値を試す展開となっている」

と話しています。




　《1月13日　午前8時39分》

米国　　 豪州　　 英国　　 カナダ　 スイス　 ユーロ
76.74円 79.30円 117.70円 75.35円 81.24円 98.33円

　《1月14日　午前5時59分～7時11分》

米国　　 豪州　　 英国　　 カナダ　 スイス　 ユーロ
76.95円 79.36円 117.85円 75.21円 80.75円 97.58円

　《1月16日　午後1時29分》

米国　　 豪州　　 英国　　 カナダ　 スイス　 ユーロ
76.79円 78.89円 117.52円 75.05円 80.33円 97.08円