三根梓さん（新人）大抜てき！ 初映画！ 初主演！

全く演技経験のない新人女優が、いきなり映画の主演に抜てきされた。

佐賀出身の現役大学２年生・三根梓（みね・あずさ、２０）が、

映画「シグナル～月曜日のルカ～」（谷口正晃監督、６月９日公開）

で、鮮烈なデビューを飾ることになった。

同じ九州生まれで、所属事務所の先輩である田中麗奈（３１）を

ほうふつとさせる、目力のある大型新人で、今後の飛躍が期待される。

ショートヘアの黒髪に力強いまなざし―。

田中の女優デビュー時をほうふつとさせる、

九州生まれのスター候補生が出現した。

映画「シグナル……」で三根が演じたのは、心に傷を負い、

３年間、映画館から出られなくなった映写技師の杉本ルカ。

アルバイトにやってきた大学生（ＡＡＡ・西島隆弘）と出会い、

心を開いていくという役柄だ。

「心の変化をうまく表現するのが難しかった」と三根梓さん。

撮影は昨年８月に行った。それまで演技経験は全くなく、

「最初は恥ずかしさがあった・・・」と振り返るが、

「せっかく頂いたチャンスだから『絶対にいい作品にしてやる』

と思っていました。

笑われても変な顔になってもいいから、思い切ってやった」。

西島さんとのキスシーンもあったが「一生懸命、

歯磨きしました」と初々しく語った。




佐賀では小学校から高校までバレーボールに打ち込み、

中学時代にはアタッカーとして活躍、

県大会で優勝した経験もある。

ドラマ「３年Ｂ組金八先生」での黒川智花や

映画「いま、会いにゆきます」の竹内結子に憧れ、

女優になることを決意。

中学２年から田中も在籍していた、

福岡のモデル事務所で活動した。

一方で名門高校に通い、上京するために受験勉強に励み、

東京の有名大学に合格。


上京と同時に現在の所属事務所「テンカラット」に移籍した。

主演で映画デビューという経歴は田中と全く同じだ。


「麗奈さんのように『芝居がうまい』と思ってもらえる

女優さんになりたい。

何でも教えてくれて頼りになる先輩です」。


事務所は逸材として大切に育て、満を持してのデビューとなった。

期待の大きさの表れか、すでに民放の情報番組が１年をかけて

三根梓さんを追い続けることも決まっているという。



「やるからには、ドラマや映画で主演をお願いされるような

女優さんになりたい」。

キラキラと輝く瞳の奥には、高い志が宿っていた。





【 三根　梓　さん　プロフィール　】　（みね　あずさ）

　1991年12月21日生　　20歳

　佐賀県出身

　血液型　　Ａ型

　身長　 　164cm