東京商工リサーチが13日発表した2011年の倒産状況
(負債額1000万円以上)によると、負債総額は3兆5929億円と、
前年比49.8%減でほぼ半減した。
負債1000億円以上の大型倒産が、10年は日本航空と関連2社
(負債額は計2兆3221億円)を含め7件に上ったが、
11年は3件にとどまったことが主因だ。
倒産件数は4.4%減の1万2734件と、3年連続で減少した。
負債総額、倒産件数はともに、リーマン・ショックが起きた
08年に大幅に増加したが、その後は減少傾向が続いている。
全体の倒産件数のうち、東日本大震災に関連するものは543件。
政府による資金繰り支援に加え、復興需要が伸びるものの、
被害が広範囲にわたったため、震災関連の倒産は当面、
月40~50件程度で推移する見通し。沿岸部で津波により
消滅状態となった企業は約2000社とみられ、
商工リサーチは「こうした企業が倒産手続きに入れば、
急増する可能性もある」としている。
倒産全体の中で、負債が最大だったのは安愚楽牧場
(栃木県、8月倒産)で4330億円。
また上場企業の倒産は4件と、2007年以来の1桁にとどまった。
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