2012年1月14日土曜日

企業倒産、負債総額が半減!  震災関連は543件




東京商工リサーチが13日発表した2011年の倒産状況

(負債額1000万円以上)によると、負債総額は3兆5929億円と、

前年比49.8%減でほぼ半減した。

負債1000億円以上の大型倒産が、10年は日本航空と関連2社

(負債額は計2兆3221億円)を含め7件に上ったが、

11年は3件にとどまったことが主因だ。



倒産件数は4.4%減の1万2734件と、3年連続で減少した。

負債総額、倒産件数はともに、リーマン・ショックが起きた

08年に大幅に増加したが、その後は減少傾向が続いている。


全体の倒産件数のうち、東日本大震災に関連するものは543件。

政府による資金繰り支援に加え、復興需要が伸びるものの、

被害が広範囲にわたったため、震災関連の倒産は当面、

月40~50件程度で推移する見通し。沿岸部で津波により

消滅状態となった企業は約2000社とみられ、

商工リサーチは「こうした企業が倒産手続きに入れば、

急増する可能性もある」としている。


倒産全体の中で、負債が最大だったのは安愚楽牧場

(栃木県、8月倒産)で4330億円。

また上場企業の倒産は4件と、2007年以来の1桁にとどまった。



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