北朝鮮は集団指導体制に？！

軍は金正恩氏に忠誠誓う・・・〈　関係筋　〉



北朝鮮や中国と強いつながりを持つある関係筋は、

北朝鮮は金正日総書記の死後、集団指導体制で

統治されることになるとの見方を示した。

また、北朝鮮軍は金正恩氏に対して忠誠を示した、

とも明らかにした。



中国が金正日総書記の死亡を伝えられた時期については、

北朝鮮の国営テレビが報じた１９日、

報道よりも早い段階だったと述べた。

金総書記は１７日に死去している。


この関係筋は、２００６年の北朝鮮初の核実験も、

事前にロイターに明らかにしていた。

朝鮮人民軍が金正恩氏への忠誠を明らかにして以来、

北朝鮮国内は平静にみえるという。


軍部の反乱の可能性については「可能性は極めて低い。

軍は正恩氏に忠誠を誓った」と述べた。


今後については、正恩氏や、金正日総書記の義弟である

張成沢氏（６５）を含む集団指導体制となると指摘。

張成沢氏は２００９年に国防委員会副委員長に任命されている。



また同筋は、１９日のミサイル試射は米国に対する警告で、

緊張が高まることがなければこれ以上の発射はないと指摘。

さらに、米韓の「挑発がなければ、近い将来核実験が

行われる公算は小さい」と述べた。




金正恩氏の夫人か？　妹か？




韓国の聯合ニュースは２１日、北朝鮮・平壌の錦繍山記念宮殿に

安置された金正日総書記の遺体を、金正恩氏や高官らが

弔問する場面を映した朝鮮中央テレビの映像の中に、

２０代とみられる若い女性が写っており、

正恩氏の夫人の可能性があると報じた。

金総書記の秘書出身で、事実上の４人目の夫人といわれる

金玉さんとみられる中年女性の姿もあり、遺体の前で泣いていた。


若い女性は正恩氏のすぐ後ろに喪服姿で立ち、泣いていた。

正恩氏の妹の金ヨジョンさんの可能性もあるが、

兄の金正哲氏は同席していないもよう。

このためヨジョンさんだけが姿を見せるのは不自然で、

同ニュースは、この女性が正恩氏の夫人とみられると指摘した。

聯合ニュースによると、正恩氏は２００９年に結婚し、

昨年、娘が誕生している。