2011年12月9日金曜日

欧州中央銀行、政策金利引き下げへ・・ 再び最低金利へ

欧州中央銀行(ECB)は8日、独フランクフルトで 理事会を開き、ユーロ圏17か国に適用する政策金利を 現在の年1・25%から、過去最低に並ぶ年1・0%に 引き下げることを決めた。 利下げは、11月の理事会に続き、2か月連続となる。 ECBは景気悪化を食い止めるため、追加利下げに踏み切った。 ECBは金融危機の2009年5月から今年4月までの約2年間、 年1・0%の低金利を続けてきた。 その後の景気回復で、今年4月と7月に利上げし、 政策金利を年1・5%まで引き上げていたが、 再び「危機対応」の金利水準に逆戻りする。 ユーロ圏では、財政危機の影響で景気が大きく減速しており、 マイナス成長に陥る懸念も高まっている・・・追加利下げで 危機を乗り切れるか? 金融機関に資金を無制限に融資する期間についても、 現在の最長1年から2年に延ばす決定を発表するとの見方も有力だ。

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