2012年5月18日金曜日

原発事故後に自殺・・・遺族ら東電提訴!  <福島地裁>




東京電力福島第1原発事故による避難生活のストレスで

自殺したとして、亡くなった福島県川俣町山木屋の

渡辺はま子さん=当時(58)=の遺族が18日、

東電に約9千万円の損害賠償を求めて福島地裁に提訴した。










訴状によると、渡辺さんは原発事故で自宅が

計画的避難区域に指定され、6月に福島市に避難。

川俣町の自宅に一時帰宅した翌日の昨年7月1日朝、

焼身自殺した。遺書はなかった。

 
原告側は、渡辺さんが原発事故で失職し、

息子らと離れての避難生活を強いられたストレスで、

食欲低下・睡眠不足の症状を発するうつ病などの

精神疾患を患って自殺したと主張している。

 
提訴後に会見した渡辺さんの夫、幹夫さん(62)は

「女房を失って悔しい。ただの自殺で終わらせたくない、

かわいそうすぎると思って提訴した。

私みたいに悲しんでいる家族も闘うべきだ」と話した。

弁護団は「人の死というもっとも深刻な事態。

東電の責任は明らか」としている。

 

東電は「訴状を受け取っておらず、

正式に承知していない。

訴訟に関することについては回答を差し控える」と

コメントした。







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