2012年4月14日土曜日

都民の水道水離れが深刻?! <福島原発事故>




東日本大震災後、東京都民の「水道水離れ」が続いている。

昨年4月~今年2月の11カ月間の総供給量

(計13億5381万立方メートル)は前年同期比2.6%減で、

料金収入だと98億4200万円のマイナス。


ここ10年ほど「おいしい水」のPRに力を入れてきた

都水道局は「安心・安全と味の両方を追求してきたのに」と

ショックを受けている。









水道水離れの最大の要因とみられるのは昨年3月22日、

金町浄水場(葛飾区)で乳児の飲料に関する当時の暫定規制値

(1キロ当たり100ベクレル)を超える210ベクレルの

放射性ヨウ素が検出された騒動だった。


2日後に規制値を下回ったが、同8月に約1000人に

実施したアンケートでは、水道水について28%が

「不安」と答え、その9割近くが放射性物質の影響を

理由に挙げた。



代わって消費を伸ばしたのが宅配のミネラルウオーター。

宅配水の製造・販売大手「アクアクララ」(港区)

では年間の新規契約者が昨年、前年の5割増しになった。

全契約者の16%(約6万5000件)が震災以降の

契約という。

広報担当者は「放射性ヨウ素が検出された直後から

申し込みが殺到した」と話しています。





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