2012年3月10日土曜日

今冬の低温・大雪の要因のラニーニャ現象が終息?! <気象庁>




気象庁は9日、太平洋赤道域東部の海面水温が

平年より低いラニーニャ現象が2月に終息したと

みられると発表した。

春から夏にかけては、水温が平年より高い

エルニーニョ現象も発生しない通常の状態が

続くという。


ラニーニャ現象は昨年10月に発生したと

推定されている。

この現象が起きた場合、日本への影響として

北海道・東北と東日本の低温が挙げられるが、

今冬はこの傾向と一致していた。



   《ラニーニャ現象》

南東貿易風が強まり、西に向かう海流が強まるため、

ペルー沖では深海からの冷水が湧き上がり、

水温が低くなる現象。

エルニーニョ現象と逆であるが、

異常気象の一因と考えられている。

ラニーニャ現象が起こると、日本付近では東日本、

西日本の夏の気温は平年並みから高め、

冬の気温は平年並みから低めとなる傾向がある。

「ラニーニャ」とは女の子の意味。



  《エルニーニョ現象》

赤道付近の東太平洋(ペルーやエクアドル沖合)で

およそ1000kmの広がりをもって、

海面温度が異常に高くなる現象のこと。

エルニーニョとはスペイン語で「神の子」の意味で、

クリスマス頃現象が始まるため、

このような呼び名になった。

なお、エルニーニョ現象が起こると世界各地で

気温や降水量の変化が顕著に現れやすくなり、

日本では冷夏、暖冬、梅雨明けの遅れ、

日本付近では台風の発生数が減少する傾向がある。





0 件のコメント:

コメントを投稿